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空虚と鬱と食欲と

親しい人を失った頃の事で、一つ思い出した事がある。

精神的に参ってしまった僕は、他者との係わりを最小限にとどめつつ街の喧騒から離れ、自然の中で「ぼ~っ」と過ごしていた。
それこそ、周囲の事を「以前の様に」認識出来る迄。
数ヶ月くらい? あるいは、もっと多くの時間を要した気がする。

めげている時は、焦ってみてもしゃあないさぁ。

勿論この間、お金の不自由さはある。

親しい人を失う。
→ ショックから、精神的に参ってしまう。
→ 何も手につかなくなる。
→ 働く意欲さえ無い。
→ 金が尽きる。
→ 食う物に困る。
→ 気持ちの比重が「故人」から「胃袋」へ変わる。
→ 働かざるを得ない。
→ 少し胃袋が満たされる。
→ 何故か少し、気持ちも満たされる。
→ 更に働く。
・・・ってな事を繰り返して、二十年が過ぎました。

「食欲は生きる源」かも知れない。
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